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Arenberg “A LA UNE”
萩原麻由子氏を迎えた女子サイクリング特化プログラムがスタート! ワールドチーム&選手紹介

Arenbergポッドキャスト内で女子サイクリング特化プログラム「A LA UNE」(アラユヌ)がスタートします! 共同ホストに元プロロードレーサーの萩原麻由子さん(@MayukoHagiwara)をお迎えし、月に一度の定例プログラムとしてお届けします。進行は昨年日本人として唯一ツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフトを全日程取材したArenberg主筆の小俣雄風太(@yufta)です。

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【訂正】30:20- キャニオン//スラムのチーム紹介でルーツを「ハイテック」と挙げましたが、「ハイロード」との取り違いでした。

A LA UNE #1 前半パート書き起こし

小俣:今回から新企画がスタートします。アランベールのポッドキャスト内で月1での定例プログラムという形でA LA UNE(アラユヌ)というプログラムを予定しています。A LA UNEは女子サイクリングに特化したプログラムとしてお届けします。ホストはレギュラーのアランベールのポッドキャストから引き続きで小俣雄風太ですが、共同ホストとして萩原麻由子さんにご登場いただくことになっております。萩原さんよろしくお願いします

萩原:よろしくお願いします。

小俣:ということでいきなり萩原さんにご登場いただいて、どこから行こうかなっていう 感じもあるんですがまずは萩原さんのちょっと簡単な 自己紹介をお願いできればと思います。

萩原:では、大変恐縮ながら……。呼んでいただきました萩原、元ロード選手の萩原麻由子と申します。自己紹介? 2020年まで現役の選手をしておりまして、現在は会社員として働いております萩原麻由子です。よろしくお願いします。

小俣:よろしくお願いします。ただすごく大事なところがごっそり抜け落ちているので(笑)、私の方で補足をさせていただきますが、萩原さんは日本の女子プロロードレーサーの第一人者として長らく活躍をされました。2012年のロンドンオリンピックでは日本代表、そして全日本チャンピオンにも数度、どころではなく輝かれています。今回萩原さんに来ていただいた理由の一番のところは、彼女がヨーロッパの、今でこそワールドツアーというトップレベルのレースがありますけれども、このワールドツアーレベルのチームに所属をしてレースを走っていた、本物のヨーロッパプロであったということです。さらにジロ・ローザ、女性版ジロ・デ・イタリアでのステージ優勝を2015年に挙げられているということで、男女関係なくヨーロッパで活動した日本人のプロ選手としてかなり輝かしい戦歴をお持ちです。

先ほど話がありましたが 2020年に萩原さんは引退されたのですが、ちょうどちょっとそのタイミングで 僕の方でも萩原さんにインタビューをさせていただきました。その時が初めましてだったんですが、あれはちょうど2年前なんですよね。

萩原:そうですね あっという間に経っちゃいましたけど。

小俣:萩原さんが引退するっていう話を小耳に挟みまして、ラルートという会員制のウェブのサイクリングメディアでインタビュー記事を書かせてもらうことになりました。実は僕と萩原さんは生まれ年は一緒で、学年は多分一個違うんですが、僕が結構長らくロードレースを見ている中で、同年代の日本人の選手が ヨーロッパで走っているという過程をすごいなと思って見ていた時期があって。それが実は僕としては萩原さんを通じて ヨーロッパの女子ロードレースを見るきっかけになってたんですよね

萩原:そうなんですか。

小俣:そうなんですよ。特にジロのステージ優勝前後っていうのは すごく印象に残っていて、そういう事情もあって萩原さんといつかお話したいなっていうのがありまして、引退のタイミングにはなりましたがインタビューさせていただきました。あの記事もだいぶいい意味で反響があったかなっていう感じもあって。

萩原:すごい記事を書いていただいて ありがとうございました。

小俣:朝から夕方までずっと話を聞いて。あれは、あんな取材なかなかないんですけど(笑)、いろいろなお話が出てきて面白くて。僕の方でもすごくいろいろ聞きたいことがあったっていうことでもあるんですが。

萩原:本当ですね。一日がかりでしたね。

小俣:ラルートさんも普段は有料の会員制メディアなんですけど、そのタイミングだけ1週間か2週間太っ腹に記事の無料開放もしてくださって、多くの方の目に触れたかなと思います。

夢の続きを – La route

まあそんな縁もあり、萩原さんと知己を得たんですが、ではなぜ今、この番組やることになったかっていうところですね。Side By Side Radio西薗さんに一回呼んでもらって萩原さんと、2人で収録に参加させていただいたりもしたんですが、その前後でこの3人のメッセンジャーのグループができて。なんか有機的に女子プロレースの情報交換というか、各人が言いたいことを言うという。

萩原:そうですよね。投げてるだけみたいな感じです。

小俣:そんなにみんなお互い反応し合わないけど、言いたいことを言うみたいなメッセージスレッドがあって。で、その中で一番投げているのが萩原さんっていう(笑)

萩原:私しか投稿してない(笑)

小俣:それを見ていてですね、いや本当に萩原さんはレース好きなんだなっていうのが改めて分かってですね。それだけインプットもされていて、アウトプットの場所がなかなか少ないっていうのが単純にもったいないなと思ったので、ちょっとあのノリでできたらいいかなとは思ってるんですけど。

萩原:一方的にリンクを叩きつけている感じですけど。

小俣:言いたいこともいっぱいあると思いますし、あと最近ではそのスレッドの影響かわからないですけど、西薗くんが女子レースをよく見るようにもなってくれているし。

萩原:あのスレッドでの私の一番の目的は、西薗くんをこっちサイドに引きこむことですからね。

小俣:最近は朝早起きして女子レースのハイライト見てくれたりとかしていて。萩原さんも最近は男子レースを結構見るようになっていませんか?

萩原:全然見てないです。

小俣:あれ、そうですか?(笑)

萩原:女子レースの前後にやってたらつけるか、あとは男子のレースしかない日は実況の英語だけ聞きたいなと思ってつけるくらいです。

小俣:そうですか。結構ツイッターで男子のレースがある時もいろいろツイートされていたのでてっきり見てるのかと思ってたんですけど。というのもこの辺の話はまた後でつながってくると思う、のでそういう話もおいおい聞いていきたいと思いますよ。

そして萩原さんをお呼びしたかった理由はもう一つあります。なんで今女子のサイクリングの特化プログラムをやるのかというところにつながってくるんですが、多くのロードレースファンの方が感じられているようにこの数年で女子のトップレベルのレースプロトンというのが進化してるというか、成長している。

萩原:すごいですよね。

小俣:その裏側にあるものだとか あとはどうして今女子のサイクリングがこれまで盛り上がろうとしているのかっていうようなところを、やっぱりちゃんとちょっと掘り下げたいなという気持ちがあって。それもあって僕は去年、30年ぶりくらいの初開催(変な表現ですが)という感じになったツール・ド・フランス・ファム・アベック・ズイフトを現地で取材もしてきました。

女性版ツールの成功が意味するウィメンズサイクリングの未来 – cyclowired

でもそれが僕にとっては初めて女子レースだけの取材だったこともあり、そこでいろいろ感じるところももちろんあり、考えさせられるところもありという感じだったんですが、それにしてもやっぱり今すごく女子サイクリング界というのが盛り上がっている。というところで萩原さんはその盛り上がりの前夜くらいのところから実際プロトンの中にいて。

萩原:いやいや、もっとはるか前なんで。今の盛り上がりは本当にすごいですよね。その辺は結構感じてます。もう全然時代が違うっていうかカテゴリー変わったなというぐらい違うような気がします。

小俣:ちょうどGCNというサイクリングメディアがありまして、僕も実況をやらせてもらってるんですが、そこのGCNプラスというドキュメンタリーなどを流すプログラムの中で、今週公開されたフィルムに「女子ワールドツアーはちょっと成長早すぎないか」っていうタイトルの動画が上がってたんですね。そこにはダニ・クリスマスさんと あとはトレックセガフレードのエリノール・バックステットの2人が出ていて。バックステットは現役選手としての意見を述べていて、本当に変わってきているっていう話が出てきたりだとかしていて。

一番最初に出てきた話は賃金が、男女でかなり格差があったのがだいぶ是正されてきているという話です。当然プロ選手としてやっていくというところで、その賞金であったり給料って話も出てきてましたが、この辺はこの数年で劇的に改善したところかなって気がしますが。

萩原:そうですね、全ての選手ではないと思うんですけども。でもほぼほぼ全ての選手なんですかね。賃金について私はちょっと内情について詳しくは知らないんですけど、選手の待遇もそうですしチームの規模が格段に上がっていて。ワールドツアーのチームは全て車両を持ってますとか、さらにスタッフもおそらくかなり数が増えていると思いますし、それでレース数が増えているからダブルスケジュールで組めるような体勢を取っていると思うので、いやもう本当何倍って話だと思います。私がやってた時代からここ3年、ここ5年でもうまぁ別物ぐらいにすごく変わってます。

小俣:一方でドキュメンタリーのタイトルが示すようにちょっと早すぎる成長かなっていう言い方もされていて。問題視されていたのは今萩原さんが言ったみたいにレースがかなり増えていることで、2箇所でレースが同時にあるっていう状況では当然チームを2つに分けて参加することになりますが、それができるチームはいいけれども。っていう問題です。

それは選手のレベルの問題であったり、あるいは例えばエースクラスの選手が怪我であったり疲労でしばらくレース出れないみたいな状況になった時に、チームの戦略的に問題が出てきてしまう。思った通りに戦えないみたいな状況がチームとしても出てきちゃうと。

萩原:もちろん昔からダブルスケジュールっていうのは存在するんですけど、それが長期間のスパンで繰り返されるとやっぱ活動を継続できないチームが出てくると思いますよね。スタッフはまあ十分にいるのであろうですが、選手もやっぱり替えが効かないし。そういった中で、上位選手だけの戦いになってしまうんではないかとか、そういう側面も出てきてると思います。

小俣:選手間のレベル差の問題というか、これは女子のレースを見てるとすごく思うんですが、勝てる選手がすごく限られているっていう状況はあるのかなと思うんですよね。まぁこれについては、昨今は男子レースも同じ状況になってきているような気もしていて。いつも勝つ選手一緒だなっていう状況になりつつあるんですけど、女子の場合は全体の選手数が少ないという中で、強い選手が本当に強いまま君臨しているというような状況は結構あるかなと思います。

逆に女子レースを見始めるという意味では これは悪いことではないかなと思うんですよね。スター選手をまず抑えれば、誰から見たらいいかわかるっていうこともある。

萩原:ただ、同じ選手が勝ち続ける傾向にはあるけど、それでもやはり年々いろんな選手が出てきているところも観てて面白いんですよね。若手がどんどん出てきている。その意味では環境が大きくなるのに比例して選手の質も比例してきているというのもあるんですけど、やっぱりいろんなところで言われているのが、急速な環境の変化に順応しきれないんじゃないかということ。一番影響が出てくるのはアンダー23って言われるカテゴリーの、育成のところがちょっと追いつかないんじゃないかと危惧されています。

ただニワトリが先か卵が先かの問題じゃないですけど、今出来ている環境をすぐに縮小させるっていうのも、ちょっともったいないところが多いと思うので、うまいことをすり合わせていけたらいいなと。急速に進む環境変化に伴って体制も変化すること、上手く言えないけど体制が追いついていって欲しいなって思ってます。

小俣:ここは2つの要素が重なっちゃってる部分があるのかなと思うんですが、1つは男子にも今かなり明白な事実として、20歳前後の選手がいきなりプロになっていきなり活躍するっていう流れがあって。トレーニング理論が進んだからだとかいろいろ理由は言われているんですが、そこに関しては昔は20歳の選手はグランツールに出さないとか、プロデビューが22歳からとかっていう流れが一応あったところが、最近はもうそのアンダー23をすっ飛ばしてプロ入りっていう流れができてしまっていると。男子レースが今そういう状況だっていうのが共通事項として女子にも流れているような気はするんですよね。

若くてちゃんと強い選手を即戦力としてすぐ走らせる流れが一つあるかなっていうのと、この女子ワールドツアーレースっていうシステムを成長させよう、女子レースを増やそう、チーム大きくしようっていう流れがちょうど重なっちゃったのかなと。若い選手が急に引っ張り出されるようになったり。各チーム15名まででしたよね*、女子ワールドチームの所属できる人数は。

※編集部注:女子ワールドチームは10人以上、20名までの選手が所属できる。ネオプロ2名がいるなら、最大で22名まで所属可。

ちょっとそこを埋めるためにも若くて才能のある選手を入れておこうっていう流れに繋がってるのではないかっていう気は個人的にはしてるんですよね。

萩原:もちろん強いジュニアの選手がエリートで即戦力になるっていうのはあるんですけど、何というか……100人のうちに3人ですかっていう。それぐらいのパーセンテージになってきちゃうと思うんですよね。危惧されてるのはそうやって急速に人間を育成することによって、何年か後に弊害が出てくると思うんです。急速に上げた能力で怪我だったり病気だったりといったリスクももちろんついてきますし。いろんな人が心配しているのはやっぱり急速な成長じゃなくて、段階を経て育成させることを考えているのかということ。チームの勝利のようなそういう目先の利益には急速な成長が必要だけど、長い目で選手のためを考えたら選手生命だったり、その後の人生だったり、選手の年代にあった速度の育成にしないとなんかバックアップが追いついていかないんじゃないかって。人生のバックアップって言ったらいいのか……。

小俣:継続的なスポーツしてやっていくためにはどのタイミングでプロにしていくかというところと、あとこれは女性ならではの問題というか、例えばトレックのリジー・ダイグナンは2人目を去年出産して、その出産期間中は産休という形で。

萩原:すごいですね。

小俣:シーズンを丸々休むということになったんですが、そういったタイミングの問題なんかも出てきたり、あるいはその出産というところを考えると身体を若いうちから酷使しすぎることっていうのはいいのかっていう議論も多分この後出てくるのかなと。

萩原:そうですね、そういう見方もあるし、なかなか難しいですよね。これまではジュニアで世界チャンピオンになったらエリートにそのまま入れる時代でしたが、じゃあ世界チャンピオンをとったジュニアの選手がどれだけいいエリート選手になったのか。彼女たちの100%がいいエリートの選手になれたかって言ったらそういうわけではなくて。やっぱりうまくいかなかった選手もいれば、そのままエリート街道をずっと進んでいる選手もいるし。世界チャンピオンになるような選手ですらそういった軌跡を辿るので、やっぱりジュニアからエリートにっていうのは長い目で見るとあまり良くないような気がしますね。

小俣:さっきから挙げているGCNのドキュメンタリーの中でもバックステットが言っていたんですが、ジュニアのレースからいきなりエリートに行くとかなり苦労すると。ジュニアが今たぶん60-70キロのレースなのが、特に最近エリートの女子レースの距離が伸びていることもあり、場合によっては160-170kmっていうレースがあったり。単純にレース距離が100km増えるっていうことですよね。このエリノール・バックステッドという選手自体もかなり若くして、確か20歳くらいでブロデビューした選手なので、それを直に体験している選手にはなるんですけども、そういったところがかなり大変だっていう話もしていました。

萩原:それはエリートであったとしてもレースのカテゴリーがワールドツアーレースっていうのがすごく厳しいところなので、そこにいきなりぶち込まれるっていうのがどれだけハードかっていうことですよね。これからアンダー23のカテゴリーができてくると思うんですが、レースのカテゴリーを下げた1クラスとか2クラスとかワールドツアーじゃないカテゴリーで経験を積める機会を増やせた方がいいかなっていうふうに思います。

小俣:こういったエリートのレースにどう順応していくかっていう話って、もちろんジュニアの選手もそうですけど、これから日本の若手でヨーロッパに挑戦したいという選手が現れた時にも、議論としてすごく大事になってくると思います。萩原さんの場合はジュニアの時にヨーロッパでやってきたという形ではなくて、日本でタイトルを獲った後に移籍をしてヨーロッパに挑戦していったという流れだと思うんですけど、ヨーロッパのエリートレースに入っていくにあたり、どう順応していったかみたいな話とかも、実は2年前にやったインタビューの時に結構いろいろな話を聞かせていただいていて。ただ、書かれた文章の記事って聞いた話の3割くらいしか使わないんですよね。本当にいろいろ聞いた話でこれは後世に伝えるべきだっていう内容の話も結構あったんですけど

萩原:あったんですか?(笑)

小俣:あったんですよ。どうしても記事の構成上カットしなきゃいけないところがあったりしたので、そういったところもまたこういった会話の中でいろいろ話が聞けたらいいかなというふうに思っています。いきなり立ち上がりから重めな話からスタートしていったんですが(苦笑)、とはいえ良い方向に向かうにはどうしたらいいのかということを考えるという場所って、こと女子のサイクリングにおいてあまり日本でメディアの中でも醸成されているとは思えないので、少しでも意識を高めるものになればいいのかなというつもりで、この「A la une」というプログラムもできたらいいかなと思っています。

ということでメインのテーマに移りたいと思うんですけれども、今回は第1回目ということで何はともあれ「ウィメンズワールドツアーのチームと選手を知ろう」というテーマでやっていきたいなと思います。やっぱり選手もたくさんいて、男子選手も含め覚えるのが大変だったりしますが、女子選手は特に先ほども言いましたとおり、この選手をまずは抑えたいなというのがありますし、それこそ昨年はツール・ド・フランスの放送もありましたし、有力どころの選手なら知ってるよというロードレースファンの方は結構いらっしゃるのかなというのもありますので、改めてちょっと女子の有力選手たち有力チームというのをワールドチーム紹介という形で萩原さんと見ていきたいと思います。

その種本として今回持ってきてますのは、3月2日に発売となりました、いやこの収録時にはまだ発売されていないんですが、公開時には発売されていると思います。八重洲出版の選手名鑑ですね。「2023サイクルロードレース選手名鑑」という本が出ました。


*写真はAmazonにリンクします

ロードレースファンにはチクリッシモという名前でお馴染みの本なんですけれども、その後継誌となるようです。中で作ってる人たちは一緒で、宮本あさかさんであったりnacoさんが出筆をされています。

今回はサイクルスポーツ特別編集という形で出版されるということになるんですが、この選手名鑑には過去これまで、女子チームの選手名鑑がなかったんですよ。男子選手だけの紹介だったんですが、やはり昨今の女子レースの盛り上がりというのも踏まえて、今回は女子ワールドチームの選手名鑑が初めて掲載されることになりました。本当に素晴らしい機会になったと思うんですが、僭越ながらこの選手紹介を私が書かせていただきまして、ちょっとマッチポンプになってて申し訳ないんですが、このチーム紹介からですね今日は萩原さんとお話をしていきたいと思います。

紙幅の都合で、いわゆる開いて右と左で1ページずつのところに4チームが詰め込まれるような形の配置となっています。1ページに2チームが入るという体裁なので、この各チームに顔写真付きで紹介できる選手は2人に絞られているんです。あとは選手名がリストで掲載されて、チームの全体的な紹介文がつくという構成になっているんですが、この顔写真付きの2名に誰を選ぶかというのが結構難しくてですね。

萩原:難しいですね。

小俣:すごく悩んだんですね。実は作業前に萩原さんに相談しようかなとちょっと思ったんですけど、

萩原:いやもう収拾つかなくなりますよ(笑)

小俣:逆にこれは自分の裁量で一回やって、ポットキャストのネタにしたらいいやと正直思ったりもしまして。そんなわけでやっていきましょうか。萩原さんにはページのゲラを手元にご用意いただいてますので、お互いこれを見ながら進めていきたいと思います。はい、では準備はいいでしょうか。

萩原:もう……ちょっとどう準備したらいいのかわかんないですね(笑)はい、オッケーです。

小俣:はいじゃあ早速やっていきましょう。

(続く)

女子ワールドチーム・選手紹介の書き起こしは、後日MAGAZINEカテゴリーにて公開予定です。王道の選手選びからマニアックな視点まで萩原さんのトークが炸裂する本編を、しばらくはぜひポッドキャスト音源でお楽しみください。

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