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Arenberg Podcast #7
グランツール取材の大先輩に訊く編集業の核心  大前仁(編集者・自転車店オーナー)

人文系サイクリングニュースレターArenbergがお届けするポッドキャストシリーズ。編集者であり自転車ジャーナリストの小俣雄風太が、自転車界隈のメディア関係者やブランドのマーケッターにお話を伺います。今回は、2023年のジロ・デ・イタリアの現地取材を終えたばかりのフォトジャーナリスト・編集者の大前仁さんと、今年のジロ取材、グランツール報道のあり方、編集業の精髄について等々、自身が店主を務める浅草の自転車店オオマエジムショにて伺いました。

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ゲスト:大前仁(編集者・自転車店オーナー)

1965年埼玉県川越市生まれ。編集者・フォトジャーナリスト。雑誌『サイクルフィールド』『ツール・ド・フランス速報』(いずれも山海堂)などを創刊。1995年よりツール・ド・フランスの現地取材を開始。新城幸也(バーレーン・ビクトリアス)にプロデビュー前から注目し、その活躍をキャリアを通じて伝えてきた。自身もツーリングを愛する熱心なサイクリストで、2012年に東京・浅草に自転車ツーリング専門店「オオマエジムショ」をオープン。ペンにカメラに店頭に、柔軟な手法で自転車の魅力を伝えている。

<TIMELINE>

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収録場所は大前さんのショップ、浅草「オオマエジムショ」にて

Arenbergニュースレターvol.2(2022年5月4日配信)より
『キャプションに近いこうした文章を書く時にいつも思い出すのは、大先輩のジャーナリスト大前仁さんがかつてこぼした、「昔は2行のキャプションを書くためにも図書館に行って裏取りをしたもんだ」という言葉。以来10年以上、文を書くうえで僕の指針になっています。』

4:00
5月のジロ取材は、4年ぶりの海外取材だった
コロナ禍で新城選手から「大前さん、今は来るべきではないです」
サイクルスポーツwebでデイリーの新城選手レポートを発表
急遽の出場決定を聞き、24時間後には空港にいた

13:50
「紙の地図を使わなかった初めてのグランツール」
新城幸也をピンポイントで撮る難しさ
完全にプロの動きになっていた美和さん

19:20
2008年でツール取材は引退予定だった
……が、2009年に撤回
日本人選手のツール出場で日本人メディアの立ち位置も変わった

23:50
フィルムカメラ時代のグランツール取材事情
街の現像所を探して一括現像
強い選手を「強く・格好よく」描くことが仕事

30:00
グランツール取材の転換期、デジタル化・アームストロング現象・コロナ禍
チームが選手ポストカードを作らなくなった
歴代の新城幸也ポストカードを飾るオオマエジムショのWC

なんでも映像に写る時代のジャーナリストの役割とは
かつてのサイクルスポーツ別冊付録

41:40
自転車を取り巻く日本の文章・言説について
デジタル時代の校正軽視
自転車マニアではない編集者の存在
今も忘れられないレースレポートの書き出し
時間をかけて書かないといいものは生まれない
赤字の重要性
田辺信彦の写真展で得たヒント
webで居場所を見つけたい縦書き文章と縦位置写真


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