ネットフリックスでツールのドキュメンタリー放映予定
Cyclingnewsが報じたところによると、今大会ワールドツアー8チームに取材し、2023年5月公開予定。ユンボ、EF、クイックステップ、グルパマ、イネオス、AG2R、アルペシン、モビスター。サイクリングのメジャー化に向けてよいかと思われる反面、EFのジョナサン・ヴォーターズは自転車競技はニュアンスの難しいスポーツであることを懸念している。ただ、産油国に財政的な後ろ盾を得ていないチームや、世界各地に関係会社のあるEFのようなチームにとってはメリットになるだろうとも述べている。取り上げられないチームが取りこぼされないように、とも。一方でCycling Weeklyはモビスターのネットフリックスシリーズはファンには好評だっただろうが、自転車競技を知らない人が観たらこの競技を好きになるかは微妙と評している。
Source: Cycling’s ‘Drive to Survive’ is coming to Netflix, but will it hit the mark? | Cycling Weekly
アンテルマルシェの組織力強化
シクロクロスチーム「トルマンスシクロクロスチーム」を持ち、ウイセウーレ（U23）とバックステッド（女子Jr）で世界タイトルも獲得。競合選手が多いが、アンテルマルシェはこれに加え今後女子チームとディベロップメントチームを結成していく。CX元世界チャンピオンのバルト・ウォレンスがマネージャーとして関わっていくという。より構造的な組織として、CXに強くロードに強い選手を生み出していくことになるだろう。アルペシンフェニックスのように。
Source: Bart Wellens blijft Intermarché-Wanty Gobert trouw | WIELERFLITS
ルフェーブルの女子チームお披露目
元ベルギーを代表する選手のヨリーン・ドールがAGインシュランス・NXTGのDSとしてデビューを果たす。ルフェーブルが資金集めに奔走し、AGインシュランスを獲得*。クイックステップの女子版としての立ち位置となるが、若手主体の育成チームで、まだ成績を狙うチームではない。ただ、チームビジョンとしてはエリートチーム、U23、ジュニアチームというストラクチャーを来年までに作り上げ、2023年のWWT入りを目指すという。「予算や設備、人員など世界レベルになるための準備は整った。言い訳はできない」とドール。
*AGインシュランスは、ベルギー自転車競技連盟のスポンサーを25年にわたりつとめている。
32歳のドールは昨年引退。18年にはデパンネ、20年にはヘントウェベルヘムを制している。マドリッドチャレンジでは2勝。萩原麻由子とチームメイトだったウィグルホンダ時代から頭角を現し、2019年からはSD-WORX（ブールスドルマンス）の中心選手として活躍。同チームのアンナ・ファンデルブレッヘンと同じ道程を今年歩む。
Source: Patrick Lefevere stapt in vrouwenploeg, AG Insurance is hoofdsponsor | WIELERFLITS
