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ビジュアルブック「ツール・ド・フランス2025」販売のお知らせ

Arenberg出版部から、新たな書籍をリリースします。
「ツール・ド・フランス2025」を10月中旬から発売します。

その名の通り、ツール・ド・フランス2025を一冊にまとめたビジュアルブックです。
ツール・ド・フランス、そしてツール・ド・フランス・ファムの全ステージの詳細なレポート・リザルトを軸に、写真エッセイや、豪華執筆陣による寄稿コラムを掲載。「本棚に保管するツール」を、ぜひお手にお取りください。

なぜ、ツール・ド・フランスの本なのか?

これまでArenbergでは「GRで撮るツール・ド・フランス」シリーズや、「Daily Tour24」など、ツールを題材とした本を制作・発行してきました。今年の「ツール・ド・フランス2025」は、よりレースの展開や出来事、論説にフォーカスした一冊にまとめました。

2025年は、日本の商業出版からツール・ド・フランスを一冊まるごと特集した本が姿を消しました。
このことは、我が国における自転車ロードレースの鑑賞文化において大きな損失です。
webのデータサイトを見ただけでは伝わってこないレースのあらましや、流れを記録しておきたい。
ロードレース先進国ではない我が国ながら、脈々と言説や写真を紡いできたプロの書き手と撮り手の系譜を紙媒体にとどめておきたい。
そんな思いから、独立出版物にはなりますが、本書籍を刊行するに至りました。

各企画解題

「ツール・ド・フランス2025」は全128P、フルカラー。判型こそA5横とコンパクトですが、横に広いというこれまでのツール本ではあまりなかったフォーマットを採用しています。手に収まるフランスの7月、どんなページがあるかをご紹介します。

ツール・ド・フランス2025全ステージレポート

本書籍の主となるページ。男子の全ステージをそれぞれ2Pから4Pかけて、写真と文章でレポートします。記憶にとどめておきたい逃げの選手や、コースレイアウト、戦いの舞台となった地、そして毎日のステージTOP10を記録しています。メインで執筆を担当したのはFeeed Zoneの則直建都氏。軽妙な筆に、この夏を思い出してください。

旅するツール・ド・フランス 2025

各ステージレポートの合間には、地域ごとの取材旅の記録をフォトエッセイにまとめています。Arenberg Daily Tourと合わせてご覧いただくと、より臨場感が増すかもしれません。写真と文章はArenberg編集長の小俣雄風太が担当。本ページの最後には取材期間に食べたのべ20軒のレストラン評(?)も。フランス旅行の参考に……はならないかもしれませんが。

タデイ・ポガチャルの時代に実況するということ

J SPORTSのツール・ド・フランス中継で実況を担当する長澤洋明アナウンサーにご寄稿をいただきました。氏の丁寧な言葉選びが書き言葉に反映しているのと同時にその人柄までもがにじみ出ています。実況者として、タデイ・ポガチャルという存在をどう思っているのか。放送中には語られることのないであろう、長澤アナの心中とは。

今日も声は会場に響く ツール会場MCの仕事

ツール・ド・フランスの現地フィニッシュ地点では、毎日フランス語の心地よい実況が響いています。フランス語がわからなくとも、その情熱的な語り口に、この競技への愛を感じることは難しくありません。今日の「ツールの声」となった2名の会場MC、ダミアンさんとフランソワさんに、この仕事の喜び、大変さ、そして夢までもを語ってもらいました。文と写真は日本のレースでMCを担当することもある小俣雄風太。

フランスの終わらない輪廻

ツール2025の総括にあたる文章をお願いします、と大味な依頼にも関わらず、上がってきたのは「あさか節」が存分に込められた玉稿でした。3名の選手に焦点を当てつつ、ツール2025を振り返りながら、この大会の宿命と未来を描き出します。本書籍の中核をなす文章です。執筆は、宮本あさかさん。

この夏を見つめていた

本書籍の執筆陣の中で、唯一自転車の報道関係者でない荒野姫楓さん。しかしだからこそ、選手の痛みに対する複雑な心情吐露には気付かされるものがあります。あるいは彼女の見る力強くも儚い選手像は、そのままアイドルという存在にも重なってくるものかもしれません。

ツール・ド・フランス・ファム2025全ステージレポート

Arenbergでツールの本を作る上で、どうしてもこだわりたかったのはツール・ファムを男子ツールのおまけにしないこと。こちらも全ステージ、2Pの紙幅でレポートします。

ツール・ファムはどこへいく

そのうえで、第4回大会を終えたツール・ファムの存在意義や課題を、過去3回現地で取材を行った小俣雄風太が総括。この先のツール・ファムからも目が離せない理由とは。

座談会 NETFLIXはツール・ド・フランスにいいことをしたのか?

惜しくも今年がラストシーズンとなったNETFLIXのドキュメンタリー「ツール・ド・フランス: 栄冠は風の彼方に」。全3シーズン配信されたこの作品の意義や意味、ツッコミどころなどをレースウォッチャーたちで座談会。「ツールを伝えること」のあらゆる形態について議論が白熱しました。

ツール・ド・フランスのフォトグラファー

本書籍の最後を飾るのは、フォトグラファー辻啓によるフォトエッセイ。その内容はずばり、ツールでフォトグラファー稼業をするということについて。普段映像に映るのことない、この大会におけるフォトグラファーたちの姿を描く文章と写真です。

10月中旬から順次、購入いただいた方へ発送を開始します。
多くの方にお手にとっていただけたら、来年はさらに充実した内容での刊行が実現します。
ぜひ、オンラインストアよりお求めください

※また、10月17日(金)18日(土)は宇都宮のPOP UPストアにてこの書籍を先行販売します。詳細はこちら

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